任意売却とよく似た制度である競売との違いも知っておこう

任意売却の仕組みや流れについて説明してきましたが、それとよく似た制度で「競売」があるのをご存知でしょうか。

よくニュースやテレビ番組で「住宅が競売にかけられる」という表現を耳にする機会の方が多いかもしれません。

競売の仕組みと、任意売却との違いについて説明します。

★競売の仕組み

そもそも、住宅ローンとは滞納が許されるものではありません。

1、2か月でしたら「督促状」が届くためその間に返済をすればよいのですが、おおよそ3か月以上の滞納で、金融機関は裁判所を通して「競売手続き」を行います。

金融機関は不動産を売り、得たお金でローンの残債を回収するのです。

競売の方式は、不動産の現況調査を元に入札方式で行われます。

落札者が決まると不動産は売却され、約半年以内に物件は他人に移ることとなります。

★競売の残債

競売で売れたお金から住宅ローン分を一括返済できればいいのですが、大抵は残債が残るかたちとなります。

残債はほぼ一括返済というかたちで行われることが多く、支払えない場合は差押などの恐れがあります。

★任意売却との違い

任意売却との大きな違いは、売却で得たお金から引っ越し代金などを捻出できる点にあります。

競売の場合はすべて金融機関に持っていかれるため残るお金はほとんどありません。

また、残債についてもある程度交渉の余地があるのも大きな違いです。

競売は近隣住民に知られるリスクがあるのに対し、任意売却は知られることなく売却が可能という違いもあります。